13巻

うおおー表紙の黒椿かっこいいー。
なんとなく普段より椿の胸が小さい気がしますが、えろすを押さえたからかな。

この巻は男前ふたりが眩しいですね！
★の魂を感じてにやりとするキッドもいい味出してる。

日本の街中が魂喰らしくてすげえええ（笑）
中務のお父さんが温厚そうな普通の人だったのが意外でした。
蜘蛛さま直系の魔武器の名門とか一子相伝みたいな能力の継承とか厳格でいかつい家のイメージがあったんですが、なんか和やかな父と娘だった。
夜空を見上げながらいつもは呼び捨てな椿を「椿ちゃん」って言ってる★は、鬱々として他人行儀なのね。
迷いが克服できてよかったね。
魂威って言われるとやっぱり違う意味で反応しちゃうんだけどね（笑）
跪く中務家と椿に燃え萌えた。

ＯＳＡＭＵＲＡＩ様が魂論の人で、いいなぁと思いました。
そうだよね、この作品は「姿・形が問題じゃねェ、問題なのは魂」だもん。
青い目のサムライで何が悪い。

マカは蛇さまを信用しているんじゃなくて、クロナの身を案じているから蛇さまについていってるんだよね。
でも自分の親からこの上なく愛され信用されている娘としては、親心までは疑いきれないのかな。
マカもまっすぐな子だからなー。

キリクくん・・・がんばれ（笑）

オックス君・ハーバー組とキム・ジャッキー組。
オックス君かっこいい！（男前的な意味で）
ハーバー君かっこいい！（Ｓ的な意味で）
キムたぬきかわいいよキム
どうしてもこの巻ではジャッキーの印象が弱くなっちゃうけど、仕方ありませんね。
オックス君とキム、公式ＣＰ成立おめでとうーｖ
電撃ネットワークなんていっててごめんなさい。
でも電撃さんもかっこいいよ？　芸人的な意味で。
キムの死武専帰還はミフネ寝返りフラグですねわかります。

エイボンって生きてたんだ（笑）
死神様と因縁のある人（人？）なので、キッドとの邂逅も楽しみです。
蚊がノーライフキングってのは想定内だけど、外見と性能がスタンダードすぎて逆にいまいちピンとこない（笑）





下のおまけを書いた後でジャッキーを気絶させるとこのハーバーくんのアップを見たら、この時どう思ってたんだろうなーと萌えました。
パートナーのオックス君のこと、オックス君の想い人だけどオックス君を守るために自ら斬り捨てたキムのこと、キムが魔女だと判っていてどこまでも一緒についていったのに、操作されているとはいえ自分の職人に逆らおうとしたジャッキーのこと、いろいろ、いろいろ。
はあ、みんなかわいくてかっこいいぜー。





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本編感想とは別に。



キムのいう、破壊を求める魔女の本能「魔力の導き」。
キムは力の方向性が再生といういわば善きものだったから魔女としては異質になってしまったけれど、魔武器の成り立ちから、武器の子たちもこれを抱えてるんじゃないかなーと思うのです。

そして、はっきりとそうだとは書かれていないけど、私は魔女の本能は狂気と同質という解釈を持っています。

魔武器が魔女の魂を内包していてもこれに走らないのは、もうひとつの本質が武器、すなわち「他者に使われるもの」だからではないでしょうか。
自分の思うままに力を振るうということはなく、使われて初めて自らの存在意義を持てる者。
武器の子達が職人に献身的なのはそれに由来しているのでは。
ジャスティンやギリコみたいな職人いらずも死神様や蜘蛛さまという主人に忠誠を尽くしているし、自分の職人に従い守ろうとするのは武器の子みんなの共通点です。

しかし、力を求め狂気に傾いた魔武器は、魂の共鳴によって職人の精神を侵食する。
ソウルが黒血に侵されている時にマカの腹を食い破って出てくる夢をみていましたが、あれは武器が強大な力を得て破壊に傾くことで職人を蝕み破滅させることを暗喩しているのかなーと思いました。
阿修羅も独鈷杵に力をつけさせるために善人の魂を与えてましたもんね。
（メデューサがマリーの体内に蛇を仕込ませた状態でシュタインと共鳴させ狂気を呷ったのも同じ理論ですよね）

死武専は魔武器に対して、破壊衝動のベクトルを鬼神の魂を狩る方向に昇華させる教育を施して、デスサイズにならなくても死神様の秩序の下に光あたる場所で人として生きていけるように人格を育てている側面もあるのでしょうね。
力の使い方を知らず人としての倫理観や道徳のない幼い魔武器は、誰かが導いてやらなければ罪を犯し秩序を乱して本人も周囲も不幸になるから。
そういう意味では、職人でありながら先天的に狂気を内包し受け入れているシュタインも同じですね。
（あれ？　自分が魔武器なのにそんな子とパートナーを組んでたスピリットは、改めてすごい子なのか！）
（なにこのパパおたくなオチ）